先週金曜と土曜は、みわ・ダッシュ村(比較的)若手メンバーでの会議を行ないました。
充実した会議をレポートします!
比較的若手メンバーとは、
農場をグイグイリードする山本シンヤさんと、静かーーに正確な仕事をする岩切ケータローくん、そして私、清水るみの3名です。
京都市内に住む私は、この日はじめて、綾部駅からバスで村まで行きました。
そういえば、これまでは、バスで行ったことなかったなぁ。
バスは京都市内のものと姿形から異なり、マイクロバスという感じ。
バス停には、乗る予定のバスの表示すらなかったので、市民の足なのですね。
しかもバス内には「フリー降車」の案内が。
バス停でないところでも、運転手さんに言えば停まってくれるのがフリー降車。
お年寄りが多いエリアならではの、親切なサービスですね。
お昼前に農場に着き、さっそく会議開始。
三人があつまって、みわ・ダッシュ村の近未来のイメージを固める重要な会議です。
三人三様な意見をドンドン出しつつ、話が右へ左へ上へ下へと飛び火します。
それでいいのです。いずれ収束しますから^^。
さて、私たちの会議の特徴は「食べること」。
食いしん坊な三人ですから、すぐに食べたくなります。
そして、食べると、アイディアが出るんですよね〜〜。
お昼には、綾部でおいしいとうわさの、竹松うどん店へ。
http://tabelog.com/kyoto/A2608/A260802/26014197/

讃岐うどんだけあって、ちょっと小ぶりで控えめプライス。
限定の「せせりうどん」がラッキーなことにあるというので、せせりうどんに決定〜。
焼いたせせりの、香ばしさがたまりません。
男性二名は2杯目も注文。うーん、私もその胃袋、ほしい!!
綾部市は、移住を希望する方の受け入れにも積極的で、そのために、若く感性にあふれた方ややる気いっぱいの方が、越してこられるそうです。
食べてるときも、ずっと会議は続きます。
みわ・ダッシュ村の敷地や自然いっぱいの環境や、世界一背のたかいブランコを活かして、もっともっとたくさんの方に、みわ・ダッシュ村に来ていただき、一日をゆっくりと過ごしていただきたい、そんな夢を語り合っています。
さぁおなかがいっぱいになったところで、今度は「めっちゃ売れてる」と聞いたタイヤキ屋さんに移動。
その名も「日本一たい焼き 福知山店」
ひっきりなしにお客さんが訪れ、1個160円の鯛焼きが1日平均あたり2000個売れるそうです。
売れる秘訣を探りに〜&おいしい鯛焼きを楽しみに〜〜到着。


あんがぎっしり尻尾の先まで入っているたい焼きは、
持ち運びもしやすく、お値段も手ごろで、お土産に向いているのでしょう。
5個10個と買っていかれる方が多かったです。
さて、社会勉強も終わり、場所をこんどは山本家に移動し、会議の続きです。
山本さんは、みわ・ダッシュ村のスタッフになると同時に、限界集落のどんつきにある古民家に家族(当時、3人のやんちゃっこを含めて5人家族)全員で移住し、家の修復を少しずつ進めながら、自給自足の生活をしています。
当時の古民家はほんとうに(私の目からは)ガタがあちこちにあり、とてもじゃないけど住めた状態ではありません。
でも、山本さんたちには、それが理想郷。
久々に訪れる、古民家。
訪れてびっくり!!!
こんな素敵な環境に変わっているとは〜〜!!
あのガタだらけの古民家が、こんなステキ空間に生まれ変わってるなんて〜〜!
まだまだ途中の段階で、半分くらいは手付かずですが、もう、もう、すばらしい変わりっぷりに驚きです。
壁も、床も、棚も、ぜーーんぶ手作り。材木は、や枠は、いただきものだったりして、いろいろな方の生活がここでまたよみがえっています。

私のおばあさんのお気に入りの椅子も、暖炉前で使っていただいていました。

生前、おばあさんがいつも、手置き部分をしっかり持ちながら座っていた姿を思い出し、あたたかい気持ちになりました。
使い捨てることは簡単ですが、誰かの大切なものが、また別のところで息を吹き返す、思いや暮らしをつなげていくのもいいですね。
火があると、みんなが寄ってくる。火があると、こころが落ち着く。いいですね。

現山本家は、一階ダイニングとリビング、二階は子供たち部屋と書斎。
そして、もとは「外」だったところに、キッチン。
一階のダイニングとリビングは「食が中心の家」を感じます。
食べることは生きること。食が中心の家は、生きる家なんだなぁ……。
さて、夕飯をいただきながら会議の続き。
お酒で脳が活性化、どんどんアイディアが膨らみます。
ダイニングにある暖炉がコンロ。

レトロなお膳で食卓を囲みます。
なんか、落ち着く。
そういえば、ヒトって食べるものを囲む生き物なのですね。
テーブルの無い時代は、きっと人間だけがまるっと輪っかになっていたのではないでしょうか。
だから、円卓がNDAをゆさぶるのかもしれません。まぁ勝手な想像ですが。
この日の大発見は、岩切けーたろーくんが子供に大人気だってこと。

いたるところで、けーたろー保育園ができています。
けーたろーくんの移動するところで保育園が開園されます。
子供たちは敏感だから、けーたろーくんの心優しさを察知するのでしょうね。
野菜にもきっと、このやさしさは伝わっていることでしょう。
たっぷりたっぷり話しても、尽きることはありません。
でも、翌朝に向けて、寝る時間です。
この日は、子供たちも特別に、大人と同じ時間まで、けーたろー保育園で遊んでました……
小鳥のさえずりが目覚ましがわりの、ゴージャスな朝を迎え、さぁ一日のはじまりです。
山本家では、みんなが朝食づくりに参加します。

まずは、暖炉のコンロにはお味噌汁の準備。
「るみさん、卵どうやって食べる?」の質問に「たまごかけごはん」とこたえると、卵がひとつ手渡され「人肌まで、あっためて」と。

子供たちは「これ、有精卵?じゃぁ孵るの?ひよこになるまであっためる〜〜」と、ヒナにする気です。
「あっためるって、鶏の体温何度くらいかしっとるか?鶏の体温であっためてやらんとかえらへんやろ」とはお父さんの山本さん。
「知ってる。30度から40度」ホンマかいな?
こんな風にして、生活の中での、命の教育があります。
その教育は、お母さんの「でもその卵、冷蔵庫に入れていたから、孵るのは無理とちゃう?ヒナにするんやった、冷蔵庫に入れんと、買ったときからあっためな」の一言で幕を閉じます。
結果、卵は目玉焼きになり胃袋へ。
自分のことは自分で。

ちなみに、有精卵と無精卵の見分け方を、子供たちに教えてもらいました。先生、ありがとう。
さて朝食づくりにも子供たちが大活躍。
準備から調理、片づけまで全員参加の食事タイムは、時間こそかかるものの、とても重要な学びの時間です。
そしてここでも、けーたろー保育園

ここで会議は場所を変え、みわ・ダッシュ村へ。
ひとしきり話したあとは、、、そう、また食べる!!
今度は、車で30分の「モンゴルの里」へ。
モンゴルの「ゲル」でモンゴル料理を味わえるところなのです。




直径5mほどもあるゲルに、暖房は、ストーブひとつだけ。
外は雪が来るのではと思うほどの寒さなのに、十分あったかい。
あたたかい空気を効率よく対流させるモンゴル人の知恵、すごいなぁ〜〜
食事の合間には……けーたろー保育園。

おいしいモンゴル料理を、たっぷりたっぷり味わいながら、どこまでも会議は続きます。
まるまる2日間かけて、みわ・ダッシュ村の近未来像のイメージを固め、
そして、夏におこなう大きなイベント、それまでのミニイベントをいくつか、固めることができました。
さぁ、今年のみわ・ダッシュ村が楽しみです!